1. 変化球の理論を知ろう!
  2. 変化球のメカニズム
  3. 変化球の種類
  4. 変化球を投げる目的
  5. シームは意外と大事!
  6. 変化球の歴史
  7. 現代vs昔の魔球
  8. 新魔球?ジャイロボール
  9. 現代式変化球SFF
  10. 卑劣な変化球
  11. 変化球を投げる前に!
  12. 投球フォームを知ろう
  13. 肩について知ろう
  14. 変化球を投げた後のケア
  15. 変化球の投げ方
  16. ストレートの投げ方
  17. カーブの投げ方
  18. スライダーの投げ方
  19. カットボールの投げ方
  20. フォークボールの投げ方
  21. チェンジアップの投げ方
  22. ナックルボールの投げ方
  23. シンカーの投げ方
  24. シュートの投げ方
  25. ジャイロボールの投げ方
  26. ジャイロボールフォーム
  27. サイトマップ
  28. LINK
  29. プライバシーポリシー

シンカーの投げ方

横投げ投手(アンダースローやサイドスロー)にとって、メインウェポンになる可能性の高いシンカー。投げ方の都合上、上から投げ込むタイプのピッチャーにとってはかなり投げづらいので、シンカーは横投げ投手の特権と言ってもいいかもしれません。大概の局面に期待通りの働きを見せてくれるシンカーは、横投げ投手にとって覚えておきたい変化球かと思います。

シンカーとは

シンカーとシュートは、二つで一つのカテゴリーなされることがあるほど、近しい存在です。そして、これらには共通した特徴があります。つまり(右投げで、打者が右打ちの場合)打者の内側に入ってくる変化球はこの2種類しかありません。どんな球技でもそうですが、自分の身体の近くというのは打ち返しにくいもの。これだけでシンカーは強力なのですが、その上シュートと違って沈み込んできます。
つまり、落ちるシュート。しかも、世の中には右打ちの選手が圧倒的に多いわけですから、さらに優位性が高まります。打者側からすればかなりいやな球で、横投げ投手の切り札として活躍できる変化球です。
→シュートについてはこちら

シンカーを投げる目的

三振配球を読まれない限り、どんな状況で投げても一定の効果が期待できます。しいて言えば芯を外してバットの内側に当たりやすいので、ゴロにしやすく、ダブルプレイなどを狙いたいときはお勧めです。さらに、シュートと違って縦変化も加わるので、空振りも期待できます。カウントを追い込んでからであれば、相手はいやでも手を出さなくてはならないので、さらにいいでしょう。ややデッドボールの危険が高いこと、ストライクを取りにくいことがあるので、カウントが不利な状況になってからは、やや使い勝手が悪くなります。シンカーを切り札に使うときは、カウントが有利になるように配球を組み立てるといいでしょう。

高速シンカーを投げる目的

シンカーは、高速で投げられるようになると、さらに使えるようになります。高速シンカーは通常のシンカーよりさらに攻撃的に、相手を打ち取るときの決め球として活躍してくれるでしょう。
ゆっくり目のシンカーと高速シンカー、両方使いこなせるピッチャーを打ち崩すのはかなり難しいです。

シンカーの握り方

シュートの握り方と似ていますね。あまり変わらないのです。
さて、ただシンカーを投げるだけであれば、こんな握り方をしなくても、ストレートの握り方で、やや芯を外して切るように投げ出せば、横投げ投手の場合そのままシンカーになります。特にシームに指がかかることを意識すれば、回転もかかりやすく投げやすいでしょう。要はシンカーとしての回転を与えればいいので、無理に握り方にこだわる必要はありません。投げやすい握り方・投げ方を考えてみましょう。
シンカーの握り方
→シュートの握り方はこちら →ストレートの握り方はこちら

シンカーの投げ方

横投げの場合、ボールの上部を押し出して切る事ができれば、自然とシンカーになります。そのため、リリースと握り方にだけ注意しておけばいいでしょう。ただ、シンカー変化そのものはかけやすいのですが、制球と、変化の度合いには苦しむことになると思います。野球解説書によっては、手首を外にねじる表記をしているものもありますが、身体の負担を考えると、(少なくともこのサイトでは)お勧めしません。

シンカーをさらに強力な武器に!

シンカーは変化方向自体が非常に(右バッターにとっては)打ちにくい球なので、そのままでもそれなりにはいけます。もちろんストライクが狙えないようでは困りますけどね。シンカーをさらに活用したければ、カーブ同様高速シンカーと、低速ながら良く曲がるシンカーの両方を使いこなせるようになれば、威力倍増どころか3倍増しくらいはあると思います。特に高速シンカーが速球に近い速度を出せれば、強力です。

練習方法の補足

シンカーとバッターまずはコントロールをつける必要があります。内側に切り込んでくる球だけに、デッドボールの危険性が高いですし。まずはコントロール、次は速度について練習しましょう。変化幅はさほど気にしなくていいと思います。特に高速シンカーであれば、打者の手前で軽く沈みこむ位でも充分いけます。
なお、実際にバッターが立つと「ぶつけるかも」という気持ちになって、逃げ気味になりかねませんから、事前に哀れな友人にバッターボックスに立ってもらって度胸を付けときましょう。焼肉おごるくらいの覚悟が必要かも知れませんが。

シンカーのまとめ

異論もあるんですが、左ピッチャーがシンカーを投げたら、スクリューボールと呼ばれることがあります。あまり差がないので、スクリューボールの方がカッコいい名前だと思った左ピッチャーさんならスクリューボールだと名乗ってもかまいません。なお、今回は横投げ投手専用といった書き方でしたが、別に上投げの投手でも覚えられない事はありません。ただ、習得しづらく・威力が弱く・他にもっといい変化球があるの三重苦なので、あまりおすすめはしません。


変化球スピリッツ
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